なお、当金庫では計測モデルが算出するVaRと実際の損益を比較するバックテスティングを定期的に実施しており、使用する計測モデルは十分な精度により市場リスクを捕捉しております。 ただし、VaRは過去の相場変動をベースに統計的に算出した一定の発生確率での市場リスク量を計測しており、通常では考えられないほど市場環境が激変する状況下におけるリスクは捕捉できない場合があります。 ③ 資金調達に係る流動性リスクの管理 当金庫は、ALMを通して、適時に資金管理を行うほか、市場環境を考慮した長短の調達バランスの調整などによって、流動性リスクを管理しております。 (4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。 なお、金融商品のうち貸出金については、簡便な計算により算出した時価に代わる金額を開示しております。 27. 金融商品の時価等に関する事項 平成31年3月31日における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります(時価の算定方法については(注1)参照)。なお、時価を把握することが極めて困難と認められる非上場株式等は、次表には含めておりません((注2)参照)。 また、重要性の乏しい科目については記載を省略しております。 貸借対照表計上額 (百万円) 時 価 (百万円) 差 額 (百万円) (1) 預け金 250,676 253,186 2,510 (2) 有価証券 満期保有目的の債券 その他有価証券 31,939 536,731 33,790 536,731 1,850 - (3) 貸出金 (*1) 貸倒引当金 (*2) 520,296 △7,956 512,340 503,407 △8,932 金融資産計 1,331,688 1,327,116 △4,571 (1) 預金積金 1,263,258 1,263,669 411 金融負債計 1,263,258 1,263,669 411 (*1) 貸出金の「時価」には、「簡便な計算により算出した時価に代わる金額」を記載しております。 (*2) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。 (注1)金融商品の時価等の算定方法 金融資産 (1)預け金 満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。満期のある預け金については、預入期間に基づく区分ごとに、新規に預け金を行った場合に想定される適用金利で割り引いた現在価値を算定しております。 (2)有価証券 株式は取引所の価格、債券は取引所の価格又は取引金融機関から提示された価格によっております。投資信託は、公表されている基準価格によっております。 なお、保有目的区分ごとの有価証券に関する注記事項については28.から29.に記載しております。 6
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